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2005年6月 8日 (水)

菱形筋

このHPでも紹介しているインナーマッスルの頁を独立した頁に作り変えようかと考え始めている。
それでいろいろ調べていると肩のインナーマッスル、つまり腱板を鍛えようとすると肩甲骨をコントロールしている筋肉まで鍛えないとまったく腱板がうまく機能できないということがわかってくるようになった。

以前にもこのHPで、腱板をちゃんと動かそうと思うと肩甲骨がちゃんと腱板を働かせる土台になっていないといけないという話をしたことがある。肩甲骨自体は肋骨の裏側にあって、骨自体としては背骨や肋骨からじかに繋がっていない。胸側にある胸骨柄という部分に鎖骨が繋がっていて、その鎖骨に肩甲骨からでた肩峰が繋がっているだけだ。もちろん靭帯や筋肉によって肋骨や背骨にくっ付いているが、骨の接続のような頑丈さはない。肋骨の後ろにあって実際浮いたような状態にある。

そういう状態だから肩甲骨をしっかり固定させるためには背骨や肋骨から延びて肩甲骨に繋がっている各筋肉がちゃんと働いていないと肩甲骨がぐらついてしまうわけだ。肩甲骨を固定したり動かしたりする筋肉としては有名な僧帽筋のほかに小胸筋、肩甲挙筋(肩甲下筋ではないです)、菱形筋、前鋸筋というあまり聞きなれない筋肉の存在がある。(別頁「このサイトを巡るための予備知識」参照)

ここでは特に肩の動きに重要な菱形筋について述べてみたい。

菱形筋は外部からはあまり分からない。なぜなら、その菱形筋の上に僧帽筋が覆っているからだ。(でも深部にあるわけではないので、インナーとは通常言われないよう)

菱形筋は背骨から出て腕が外へ向って上がっていく時に肩甲骨を背骨側に引っ張りその位置を固定する働きをする。

ryoukeikin
以前、僧帽筋下部が腕を挙上していくときに重要な筋肉であるという話がPTが出たことがあったが、菱形筋はまさにその裏側にあって、同じような働きをしているので、言っていることは同じことなんだろう。

「身体運動の機能解剖」(医道の日本社)という本では肩のインナーマッスルの肩甲下筋、小円筋、棘下筋は菱形筋が肩甲骨の動きを制限している(止める)時に、効果的に働くそうである。インナーマッスルももちろん大切だが、それは菱形筋がちゃんと働いていないと全く無意味なものになるということである。

本日のリハではその菱形筋の鍛える方法を確認してきた。
以下の方法で鍛えられるとのこと。

ryoukeikin
ベッドやベンチにうつぶせになって上腕部はベッドやベンチに載せておく(つけておく)。
適度なウエイトを持って肘の部分とその先だけベッドから垂らす。
その位置から肘を上へ持ち上げるように引く。肩をベッドから引き離すまで肘を上げきること。そのとき肩甲骨も内転させるようなイメージがあるとさらによい。

バブの反復性肩関節前方脱臼のHPへ戻る

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